たまには内に目を向けて。和紅茶の楽しみ方
コロナ禍になって格段に家で紅茶を飲む回数が増え、スーパーに売ってある外国産紅茶ブランドは一通り試しつくしてしまった今日この頃。友達から「和紅茶」という聞きなれないお茶を頂いたので早速試してみました!
和紅茶とは?
国産の茶葉で作られる紅茶のことを和紅茶、もしくは国産紅茶や地紅茶と呼ぶようです。日本で作られる茶葉のほとんどは緑茶になるので、和紅茶になる茶葉はごくわずか。その七割が静岡県産で、今回頂いたものは静岡県牧之原市産のものでした。
おいしい淹れ方
頂いた和紅茶に付属していた淹れ方と、私が試したものを紹介します。
hitofukiさんの和紅茶を試してみました。
厚手のシックな紙袋に、メッセージと共に木製クリップで留められて送られてきて、「お茶の時間」は既に始まっている...…!と感動。
〇和紅茶に同封されていた推奨されている淹れ方〇
3~4g(ティーバッグ)に対して120mlの沸騰させた熱湯を注ぎ、3分蒸らす。
飲み方はストレートがおすすめ。何煎でもお好きなだけ。
〇私が試した淹れ方(二通り)〇
A. 3~4g(ティーバッグ)と250mlの沸騰させた熱湯をティーポットに注ぎ、3分蒸らす。
B. 3~4g(ティーバッグ)に対して200mlの沸騰させた熱湯を注ぐ。三煎目まで同じように。
飲んでみた感想
まずパッケージを開けてみると、ふんわり緑茶の香りがしてとても驚きました。和紅茶ってもしかして緑茶のことを言うのかな…?と思ったほど。そして三分蒸らして飲んでみると、渋みがなくまろやかで飲みやすく、どちらかというと烏龍茶を思わせる味でした。緑茶、烏龍茶、紅茶の違いは発酵の程度のみで全て同じ「チャノキ」の葉から作られますが、和紅茶は香りは緑茶、味は烏龍茶に近い、人を選ばずとても飲みやすいお茶だと感じました。
和紅茶とはどのようなものか想像がついていなかったので一口飲んでからお茶請けを用意しようと思っていたのですが、和紅茶単体でもするすると美味しく飲めてしまい、いつの間にかポットは空に……。個人的には洋菓子より和菓子が、特にきんつばなんか合わせてみたら美味しいのではと思います。
そしてもう一つ驚いたことに、特に寒い日だったのにも関わらず和紅茶を飲み終わるころには全身がポカポカしてうっすら汗まで出てきたこと。和紅茶には血流促進や脂肪燃焼効果があるらしく、万年冷え性の私には嬉しい驚きでした。抗菌作用や免疫力アップも期待できるとのことで、これまで以上に体調管理が求められる昨今のお供にぴったりです。
Aの淹れ方では、3分蒸らしてそこでティーバッグを取り出すとまろやかな味に、もっと長く蒸らすとほんのり渋みが出てくるのでお好みの蒸らし時間を知ることができます。Bの淹れ方ではなんと、三煎まで試してみたのですが紅茶のように渋みがきつくなることはなく、最後までまろやかな味を楽しむことができました。コスパがいい……!!
私のおすすめはAのティーポットで淹れる方法です。時間経過によって和紅茶の色や味の変化を楽しむことができて、一層お茶の時間を豊かに過ごすことができます。自分の好みのテイストに調節することも。ティーポット一杯分の和紅茶がなくなるまではスマホは見ずに、ただお茶と自分に向き合う時間を……。国産の和紅茶と和菓子を合わせれば、外に向かいがちな心も自然と内に向かえるような気がします。
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hitofukiとして活動をなさっている森繁麗加さんは、お茶会(ZOOM参加可)やワークショップも開催しているようです。毎週金曜と土曜の夜には大分の別府にあるBASARA HOUSEでカフェもしているそう。和紅茶とイチゴフィナンシェやラムプルームフィナンシェなどとのペアリングをしていてとても美味しそう……。いつか訪れてみたいなあ。